田淵行男細密画展「蝶の道」
Category : 田淵行男記念館

田淵行男は生物学の立場で、17歳ごろから蝶の細密画を描き始めました。20代半ばには一時制作を中断しますが、40代に蝶の宝庫安曇野に疎開後、研究を続けるうちに、蝶の成長過程(卵・幼虫・さなぎ・成虫)を自らの手で描いた「日本産蝶類図説」 のコンプリートブック (大全)の制作を目指すようになりました。しかし写真版の蝶の図鑑が次々に出版されたため実現しませんでした。その後、当館に収蔵された約400点もの細密画は、常設展の一部や定期的に展覧会として公開されています。本展では、生誕120年を記念して細密画の代表作や初期作など40点あまりを一堂に展示します。
会期:令和7年4月22日(火)~7月21日(月・祝)
会場:地階展示室
観覧:要入館料