公益財団法人 安曇野文化財団

お知らせ

第7回 田淵行男賞写真作品公募の選考結果発表

田淵行男賞

田淵行男賞

安曇野市長賞

安曇野市長賞

応募数97作品、70名、総枚数1,208枚のご応募をいただきました。この作品の中から3月12日、選考委員会による厳正な選考会が行われ、大賞である「田淵行男賞」を含む5賞と、「安曇野市長賞」を含むジュニア部門3賞の作品が選ばれました。本日、安曇野市長により、第7回 田淵行男賞写真作品公募の選考結果が発表されましたのでご報告いたします。写真は田淵行男賞と安曇野市長賞となります。


 

田淵行男賞 「雪と共に生きる ~雪国・福島県只見町の自然と人の暮らし~」 20枚の組写真
中野陽介(福島県南会津郡)公務員

・選評「田淵行男賞の歴史のなかで、モノクローム写真が田淵賞を受賞するのは初めてである。それとともに、自然環境と人間の営みの両者を融合させた視点も。これまでにないものだった」


 

フォトコン賞 「ゼフィルスの森 -初夏にきらめく命の躍動-」 17枚の組写真
武並完治(岡山県新見市)写真家

・選評「作者は大山の周辺地域をテリトリーとして、長年にわたって自然写真を撮り続けており、その経験の蓄積が写真の選択・構成に活かされて、見応えのある作品として成立していた」


岳人賞 「TORSO 地形観察」 20枚の組写真

竹下光士(京都府京都市)写真家

・選評「作者は、地学、地勢学をベースにした写真撮影に取り組んできており。本作にもその知見が十分に活かされていた」


山と溪谷賞 「厳しくも豊かな自然が作り出す命の物語」 20枚の組写真

茂野優太(静岡県沼津市)写真家

・選評「一見パラダイスに思える北の海が、今後どのように変貌していくのかを見届けたいという、彼の思いの強さが伝わってくる」


BIRDER賞 「雷鳥 ~四季を纏う神の鳥~」 20枚の組写真

高橋広平(長野県安曇野市)写真家

・選評「作者の仕事は、2013年に田淵行男賞の岳人賞を受賞するなど、すでに定評がある。今回はその集大成というべき応募で、四季の雷鳥の姿を細やかに追っている」


ジュニア部門 安曇野市長賞 「鳥に食べられる昆虫達」

矢花沙織 中学生(安曇野市)

・選評「常に決定的瞬間を逃すまいとする撮影者の意識の高さが感じられます。どれも生物学視点で見て興味深い写真であり、しっかりした構図である」


ジュニア部門 特別賞 「空中姿勢」

中村啓汰 応募当時中学生(松本市)

・選評「昆虫の動きを予測して高速のシャッタースピード撮影したものでしょう。限られた機材の中で工夫して飛翔昆虫を撮影している様子が見て取れます」


ジュニア部門 特別賞 「春を待ち望んで」

伊東航太 応募当時中学生(安曇野市)

・選評「春が来ていよいよ活動するぞというスズメの気持ちが伝わってくるような場面で、構図も文句ありません」


以上、選考結果でした。また改めてそれぞれの作品を公式Facebookなどでご紹介していきたいと思います。

 

 

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